『日本の寝室と寝具』は、寝心地と居心地を両立した寝室づくりのための専門メディアです。
Knowledge
選び方やお手入れ方法といったの寝具の知恵と、間取りに合わせたレイアウトなどの寝室の知恵をご紹介します。
どんなに歴史を積み重ねても、科学技術が進化しても変えられないのは、「ヒト」としての動物の部分です。どんなに努力してもヒトは、フクロウやコウモリのように夜行性にはなれないので、仕事やゲーム、趣味などで無理やり夜行性の行動を続けることはリスクを伴うことになりやすいのです。
神川 康子
今から35年ほど前だから許された、ヒトの「断眠実験」の結果が、現在でも睡眠研究を続けている原動力になっています。 先日、講演先の聴衆の中から「私、断眠実験に参加したあの時の学生です」という、50代半ばの方に声をかけてもらいました。大変な実験だったので、懐かしくもあり、よく覚えていますと言って頂きました。
神川 康子
良質な睡眠には免疫力を高めてくれる力があることは、多くの方々が知るところです。しかし、ちょっとくらい大丈夫だろうと睡眠を侮った時に風邪などがすきをついてくるという生活体験もあり、「睡眠大事!」と薄々感じている方も多いのではないでしょうか。調査研究によると睡眠時間が5~6時間の人の風邪のひきやすさは4.24倍、5時間未満になると4.5倍になるというデータが有ります。
神川 康子
今年はどんな一年だったでしょうか。地震や自然災害に振り回された一年でもあり、夏の猛暑も長く続き、体力を消耗された方々も多いかもしれません。充実した一年だったという方々にとっても、そろそろ年末の大掃除とともに、心身の疲れも一掃したい頃ではないでしょうか。一年を振り返り、生活を見直しながら、新年に向けて心と身体のリセットを試みたいものです。
神川 康子
先日、日本時間生物学会という学術大会が富山国際会議場で開催されました。日々の暮らしの中では耳慣れない「時間生物学」がどのようなことを扱う研究なのか、遠い世界のように感じていましたが、なるほど参加してみるとまさに私たちの生活に密着した研究であることが分りました。例えば、薬をいつ服用するのが効果的で副作用が少ないか、心臓発作はどの時間帯で起こりやすいかという事も解明されてきていますし、筋力が最大限に生かせるタイミングや、精神的な集中力が最も高くなる時間帯もあります。
エムール睡眠・生活研究所
「眠りは自然に訪れるもの」という考えは、現代では通用しなくなっているようです。情報番組でも頻繁に「深い睡眠をとるには」とか「寝つきを良くするには」などがテーマになり、CMでも寝具や睡眠をサポートするドリンク剤、サプリメントなどが次々に紹介されています。もしかすると今が「空前の睡眠ブーム」といってもいいかもしれません。
神川 康子
news
睡眠に関する新たな取り組みや知見について、厳選したニュースをお届けします。