フレイル予防の3つの柱とは?

フレイルとは?
まずは、フレイルに関して簡単に説明します。 東京福祉局によると、フレイルは以下のように定義されます。年齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態となるリスクが高くなった状態を「フレイル」といいます。
引用元:知っておく!からはじめる介護予防・フレイル予防|東京福祉局
フレイルは大きく分けると「身体的フレイル」「精神的フレイル」「社会的フレイル」の3種類に分けられます。 要介護状態に陥らせてしまう原因は、決して身体的なものだけではありません。 身体、精神、社会的要因、これらが連鎖することで、要介護状態となるリスクが高まってしまうのです。注1フレイル予防の3つの柱とは?
フレイルには、フレイル予防となる「3つの柱」と称した予防のためのポイントが存在します。 それは「運動」「栄養」「社会参加」です。 少しの運動でも良いので継続的に行い、バランスの良い食事をよく噛んで取るようにし、前向きに仲間たちと趣味やボランティアに参加する。 これらをうまく生活サイクルに取り入れることで、フレイル予防につながります。フレイル・ドミノとは?
フレイルに関して調べると、よく目にするのが「フレイル・ドミノ」というキーワード。 これは、社会とのつながりを失っていくことを継起に生活の質だけでなく、精神や口内、体にまでも影響をきたしてしまうことを指します。 つまり、各機能が低下し、衰えてしまうことをドミノ倒しに例えているのです。注2 フレイル・ドミノ状態に陥っていることに早めに気づいて、ドミノ内に介入することができればそのぶん回復も早くなる傾向にあります。 フレイル・ドミノの予防のためにも、フレイル予防のための「3つの柱」を生活に取り入れることが重要になってくるのです。運動の重要性は?

身体的フレイルから見る運動
フレイルの要因の1つとして、「身体的フレイル」があります。 その中でも主な症例として「サルコペニア」があげられます。 サルコペニアとは、簡単に言うと筋肉量の低下のことを指し、進行すると日常的な動作が億劫になっていってしまいます。 詳しくはこちらの記事もご覧ください。日ごろから運動をしていないと筋肉量は低下していってしまうものです。 その進行を少しでも遅らせるために、運動は重要な役割を担っていると言えます。 他にも、運動をすることで気分転換やストレス発散といった精神面での安定も見込むことができ、「精神的フレイル」の予防にもつながります。 また、運動を仲間内で行えば「社会的フレイル」の進行も遅らせることができそうです。
自宅でできる簡単フレイル予防運動をご紹介!
ここで、エムールがスポンサーを務めるサッカーチーム、東京ヴェルディ監修のもと作成したフレイル予防運動をご紹介します。 是非動画を見ながらご一緒に身体を動かしてみてくださいね。日常的な運動でフレイルを予防しよう!

参考元
注1)厚生労働省「健康長寿に向けて必要な取り組みとは?100歳まで元気、そのカギを握るのはフレイル予防だ」2023年11月28日
注2)健康長寿ネット「フレイルと社会参加」高齢者の社会参加が健康に与える影響 2023年11月28日