
枕が臭う6つの原因

- 悪い汗
- 加齢臭
- ミドル脂臭
- ストレス臭
- 雑菌
- 素材
1.悪い汗
枕の嫌な臭いは、寝ている間にかいた悪い汗が原因の可能性があります。汗には2種類あり、汗腺の働きによって「いい汗」と「悪い汗」に分かれます。 汗腺が正常に働いている「いい汗」は、99%水分の状態で分泌されるため臭いません。なぜなら皮膚から分泌されるまでの過程で、汗腺の導管部によってミネラルや乳酸などの余分な成分が吸収されているからです。 一方で「悪い汗」は汗腺が正常に働いていないため、導管部によって余分な成分が吸収しきれていません。そのためミネラルを多く含み、ベトベトしています。 この「悪い汗」に含まれたミネラルが、枕に付着した菌と混ざり合うことで嫌な臭いを発生させるのです。2.加齢臭
加齢臭が枕に付着するのも、枕が臭う原因のひとつです。人は40代頃を迎えると「ノネナール」という加齢臭の原因となる臭い物質の分泌が増加します。この「ノネナール」は脂肪酸と酸化した脂質が結びつき、酸化することで発生する物質です。 主に胸や背中などの体幹と、耳や首の後ろなどの頭部周辺から発生します。そのため枕に付着しやすく、枕が臭う原因になるのです。3.ミドル脂臭
40代頃から発生する中年特有の脂っぽい臭いのミドル脂臭も、枕が臭う原因になりえます。鼻の奥にツンとくるような刺激臭が特徴です。 ミドル脂臭は、「ジアセチル」という臭い成分が引き起こします。「ジアセチル」の発生原因は、前述した「悪い汗」の中に含まれている乳酸を、皮膚の常在菌が分解することです。さらに毛穴にある皮脂腺から分泌された中鎖脂肪酸が結びつくことで、嫌な臭いが発生します。 「ジアセチル」は主に後頭部や頂頭部が発生源のため、枕に付着しやすく、枕の嫌な臭いの原因になりやすいのです。4.ストレス臭
枕の嫌な臭いは、ストレス臭が原因の可能性もあります。交感神経が優位な緊張状態や、ストレスホルモン「コルチゾール」が多く分泌されている状態のときに発生します。 ストレス臭は焦げ臭さや青臭さを感じる、硫黄に似た臭いが特徴です。性別や年齢を問わず、目に見えない揮発性のガスとして全身の皮膚から分泌されます。 職場や学校、家庭などに何らかの強い緊張やストレスを感じている場合、枕の嫌な臭いの原因になっている恐れがあります。5.雑菌
枕の嫌な臭いは、枕に繁殖した雑菌が原因の可能性もあります。定期的なお手入れを怠った枕には汗や皮脂、フケなどの汚れが付着しています。 枕に付着した汚れを皮膚の常在菌が分解することで、嫌な臭いの原因となる分解物や常在菌の死骸が発生するのです。6.素材
枕の嫌な臭いは、枕の素材自体の臭いが原因の可能性もあります。例えば羽根や羽毛の枕は、独特の獣臭さを感じることがあります。 羽根や羽毛の獣臭さの主な原因は、中材に付着した油脂の、洗浄不足によるものです。保湿性や保温性を保つためにある程度の油脂は必要ですが、過剰に付着していると獣臭さが発生します。 このような素材自体の臭いは洗浄や乾燥など、適切なお手入れをすることで軽減できます。枕の臭いの取り方|洗える枕

- ポリエステルわた
- パイプ
- ビーズ
枕の臭いの取り方|洗えない枕

- そばがら
- 低反発ウレタン
- 羽毛(羽根)
1.重曹スプレーの作り方
具体的な手順の前に、重曹スプレーを作るのに必要なものと、作る手順を解説します。作り方は簡単です。 【必要なもの】- 重曹:小さじ1杯程度
- ぬるま湯:100ml
- スプレーボトル
- スプレーボトルにぬるま湯と重曹を入れる
- スプレーボトルをよく振って、重曹を溶かす
2.手順
ここからは重曹スプレーを使用した、枕の臭いを取る手順を解説します。 【必要なもの】- 重曹スプレー
- タオル数枚
- カバーを外し、洗濯可能ならカバーの洗濯を行う
- 重曹スプレーを枕全体にかけて5~10分程度放置する
- 乾いたタオルで水分をよく拭き取る
- 適切な方法でしっかりと干し、乾かす
3.素材別の干し方
枕の臭いを取る手順は同じですが、素材によって適切な干し方があります。干し方別の丸洗いができない素材は以下の通りです。天日干し | そばがら |
---|---|
陰干し | 低反発ウレタン/羽毛(羽根) |
洗っても臭いが取れないときは買い替えを検討しよう

ダウンライクピロー

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<洗濯機で丸洗い可能> 枕の汚れやニオイが気になったらご家庭の洗濯機でそのまま丸洗いが可能です(洗濯ネットをご使用ください)。 洗濯しても型崩れがしにくいよう、パイピングとマチをつけています。 <羽毛のようなふんわり触感> 太さ・構造・形状の異なる複数の繊維を組み合わせて羽毛のふんわりとした柔らかさやコシといった長所だけを再現した無臭わたである「ダウンタッチファイバー」をたっぷり使用。 まるでホテルの枕のような寝心地をお楽しみいただけます。
サイズ | 約幅60×奥行40×マチ6cm | |
---|---|---|
高さ | 最大高さ18㎝ | |
素材 | 中わた | 上層:ダウンタッチファイバー(吹込わた) 調整シート:中わた(ポリエステル100%) 下層:ダウンタッチファイバー(吹込わた) |
生地 | 上下生地:ポリエステル85%、綿15%(プリント生地・抗菌加工) ※リサイクル繊維を使用 中生地(上):ポリエステル100% 中生地(下):ポリプロピレン100%、アルミ蒸着加工 ヘム:パイピング(ポリエステル100%) | |
お手入れ方法 | ご家庭の洗濯機で丸洗い可能。 ※洗濯ネットをご使用下さい。 | |
価格 | ¥4,990(税込) |
ウルトラウォッシュピロー

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<カバーも中材も全部洗える> カバーはもちろん、中材もシャワーで丸洗いOK! カバーは洗濯機で、中材はシャワーで洗い流すだけで簡単に洗えます。 中材はホコリも出ないため、カビやダニの発生も抑えられて衛生的です。 <簡単カスタムで心地よいフィット感> 高さを調節できるシートが2枚入っているので、お好みに合わせてシートを出し入れすれば簡単に高さを変えられます。 また、上下高さが異なるため、1つのまくらで高めと低めの両方の高さに対応。 ご自身にぴったり合う高さを見つけられます。
サイズ | 約幅62×奥行43cm | |
---|---|---|
高さ | 最大高さ12㎝ | |
素材 | アウターカバー | 表面・側面:virase®(ポリエステル100% 膨れニット生地) 底面:ポリエステル100%(メッシュ生地) |
中材 | ポリエチレン トッパー:約43×61cm 厚み約4~7cm 高さ調整シート:約43×61cm 厚み約2cm(×2枚) | |
インナーカバー | ポリエステル100%(ニット生地) | |
お手入れ方法 | カバー | 洗濯機洗い可能(洗濯ネットをご使用ください) ※アウターカバー・インナーカバーはファスナー開閉式。濯機洗い可能(洗濯ネットをご使用ください) |
中材 | 丸洗い可能(洗濯機不可) ※中材は水気を切って風通しの良い場所で陰干ししてください。 | |
価格 | ¥10,000(税込) |
横向き寝で手が入れられる枕

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<様々な寝姿勢に対応> 特殊な形状でサイドポケットがついているため、そちらに手を入れ高さを調節したり、うつぶせで寝たりするのにも向いているこちらの枕。 お好みに合わせた使用が可能です。 <清潔さをキープ> 肌に優しい膨れニット生地のカバーは取り外し可能で洗うことができます。 中材のウレタンも通気口がついており湿気と熱の停滞を防ぎます。 それにより快適な睡眠と清潔な枕の状態を保てます。
サイズ | 約幅69×奥行30cm | |
---|---|---|
高さ | 約12.5-15cm | |
素材 | カバー | ポリエステル100%(ニット生地) |
インナーカバー | ポリエステル100%(天竺ニット生地) | |
中材(上層) | 低反発ウレタンフォーム(密度55D) 約0.55kg | |
中材(下層) | 低反発ウレタンフォーム(密度55D) 約0.55kg | |
お手入れ方法 | カバー:洗濯機洗い可能 ※洗濯ネットをご使用ください。 ※中材のウレタンは洗えません。 | |
価格 | ¥7,990(税込) |
枕の臭いを予防する5つの方法

1.定期的に洗浄・乾燥させる
枕を臭わせないためには、定期的な洗浄・乾燥を行って枕を清潔に保ちましょう。洗える枕の場合、洗浄によって枕カバーや枕についた寝汗や皮脂など、臭いの原因になるものを取り除けます。 また洗えない枕であっても、乾燥させることによって湿気を排出し、臭いの原因になる雑菌の繁殖を抑えられます。2.洗濯機で丸洗い可能な枕に買い替える
何をしても枕の臭いが取れない場合や、洗えない枕でお手入れが大変な場合は、洗濯機で丸洗い可能な枕への買い替えを検討しましょう。 何をしても枕の臭いが取れない場合、買い替え時かもしれません。また洗えない枕のお手入れに家事が圧迫されてしまえば、他の生活に影響を及ぼす恐れもあります。 もともと洗濯機で丸洗い可能な枕であれば、前述した定期的な洗浄がしやすいため、簡単に臭い予防ができます。枕を買い替えるときは、洗濯機で丸洗いできる商品であるかよく確認するようにしましょう。3.防臭効果のある枕や枕カバーを使用する
汗臭や加齢臭などが枕に付着するのが気になるという人は、防臭効果を備えた枕や枕カバーを使用しましょう。枕に臭いが付着するのを抑えられるため、おすすめです。 ただしいくら防臭効果があるといっても、適切なお手入れを怠ると効果が低減してしまいます。枕自体や枕カバーのお手入れを忘れないでくださいね。4.汚れを防止する枕パッドを使用する
寝汗が多いと感じている人は、枕パッドの使用がおすすめです。枕カバーの上から、頭を乗せる表面だけカバーする寝具です。 枕パッドは枕カバーより厚みがあり、寝汗や皮脂などの汚れが枕に付着するのを防ぎます。どんな枕でも使用できますが、特にそばがらや低反発ウレタン、羽毛(羽根)のような洗えない枕を使用している人におすすめです。5.生活習慣を改善する
悪い汗や加齢臭、ミドル脂臭を抑制するには、食生活や生活習慣を整えることが効果的です。いくら枕の臭い予防をしても分泌が減らなければ根本的に解決できないため、生活習慣を改善し体臭ケアをしていきましょう。 加齢臭の原因物質「ノネナール」は酸化によって発生するため、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEなどを多く含む食べ物を摂取すると良いでしょう。 また定期的な運動は、「悪い汗」を出にくくさせます。おすすめは週2回、有酸素運動を30分以上行うことです。 運動する習慣ができると、「悪い汗」だけでなく「ノネナール」や「ストレス臭」などを含む体臭全体の改善にも繋がります。性別や年齢を問わず、運動を取り入れると効果的でしょう。枕の嫌な臭いを予防して快適な眠りを手に入れよう
