
マットレスがズレる原因3つ

1.マットレスの設置場所が悪い
マットレスを置く場所の床の材質や、位置によってマットレスがズレやすくなる場合があります。例えばフローリングや畳にマットレスを直接置くと、接地面の摩擦が小さいため滑りやすく、結果としてズレる原因になりえます。 また、ズレないようにマットレスを壁際に置いている場合も、ズレる原因のひとつ。睡眠中、無意識に壁を蹴り、その力でマットレスが滑る恐れがあるからです。2.マットレスが軽い
マットレスが軽いと、寝返りを打った反動でズレてしまうことも。体重に比例して、寝返りによる圧力が大きくなり動きやすくなります。 一般的にウレタンマットレスは、厚みが薄いものが多く、全体の重量が軽いため小さな力でもズレやすいでしょう。3.マットレスカバーの生地が滑りやすい
滑りやすい生地のマットレスカバーも、ズレる原因のひとつです。例えばシルクやサテンのような生地のマットレスカバーでは、ベッドフレームとの摩擦が小さいため、滑りやすくなります。マットレスのズレ防止対策4つ

マットレスの設置場所が悪い場合
<滑り止めシートを敷く> 設置場所を変えられない場合、滑り止めシートを敷いて対策します。滑り止めシートは合成樹脂など特殊な素材のシートで、表面に凹凸をつけて摩擦を大きくし滑りにくくなっているためズレ防止効果があります。 簡単に好みの大きさにカットできるものも多く販売されているため、ベッドフレームの四隅に敷いたり、足の下に挟んだりと用途はさまざまです。例えば、マットレスの下にすのこを使用している場合は、すのこのサイズに合わせてカットできます。 滑り止めシートを敷く前には、掃除をしましょう。ベッドにほこりが溜まっていると滑る原因になりえるためです。 比較的、滑り止めシートは安価なため、コストを抑えたい人に向いています。 <除湿シートを敷く> マットレスの下に除湿シートを敷くことも、マットレスの設置場所を変えられないときにおすすめです。除湿シートは本来、湿気を取り除くためのシートですが、摩擦抵抗が大きい素材でできているため、ズレ防止対策にも役立ちます。 通気性が高いマットレスを使用している場合、床や畳とマットレスの間にある結露でマットレスの底面にカビが発生しやすいので、カビやダニ対策も同時にしたいという方は、除湿シートを使いましょう。 除湿シートには、すのこ状の固いタイプから繰り返し洗って使えるマットタイプ、好きなサイズにカットして使える使い捨てタイプなどさまざまな種類があります。マットレスを置いている場所に合ったシートを選択しましょう。マットレスが軽い場合
<ベッドガードを使う> ベッドフレームからマットレスがズレる場合は、ベッドガードもおすすめです。ベッドガードはもともとベッドから落ちたり、掛け布団が落ちたりするのを防ぐためにベッド側面に設置するものですが、マットレスのズレ防止にも有効です。 ベッドガードにはベッドフレームと直接固定するタイプと、マットレスとベッドフレームの間に挟んで使うL字型タイプなどがあります。マットレスの厚みや、ベッドフレームに合ったベッドガードを選択しましょう。マットレスカバーの生地が滑りやすい場合
<摩擦のあるシーツに変える> マットレスカバーが滑りやすい場合は、シルクやサテンに比べて摩擦抵抗の大きいコットン素材のシーツに変えるとズレが軽減されるでしょう。他にもタオル生地のように、表面がなめらかでない生地も摩擦抵抗が大きくなります。 生地が変われば、当然肌触りも異なるため、実際に手に取って寝心地の良いものを選んでみてください。2台のマットレスのズレ防止対策2つ

1.マットレスバンドを付ける
2台のマットレスを繋げるマットレスバンドを付けると、物理的に固定されるためズレ防止になります。厚さが薄いマットレスでも使用できるものや長さ調整が自由にできるものなど、さまざまな種類があるため使用しているマットレスに合った商品を見つけやすいのが利点です。 ただし連結しているマットレスの長さや高さがそれぞれ異なると、固定できない場合もあるため事前に確認しておきましょう。2.隙間パッドを使用する
隙間があると寝返りを打った際にズレやすくなるため、隙間を埋めるためのパッドの使用が有効です。前述したマットレスバンドで固定してから隙間パッドを使うと、さらにしっかりと隙間をなくせます。 隙間パッドを使用するとパッドで段差ができてしまうため、気になる人はその上からベッドパッドを敷き、その上から1枚のボックスシーツで包むと良いでしょう。マットレスとシーツのズレ防止対策3つ

1.適切なサイズのシーツを選ぶ
マットレスにあった適切なシーツを選ぶことも、ズレ防止対策のひとつです。 1枚の布でできているフラットシーツは、マットレスの底にシーツの4辺を挟んで固定します。小さめのサイズを選ぶとズレてめくれ上がりやすくなるため、マットレスの下に挟み込む分を考慮しなければなりません。マットレスの下に挟み込む分はおよそ20㎝ほどと見積もると良いでしょう。フラットシーツのサイズの目安は下記の通りです。マットレスの横幅or縦幅+マットレスの高さ×2+20cm
(例)横幅140cm、縦幅200cm、高さ15cmのダブルサイズのマットレス- 横幅:140cm+15cm×2+20cm=190cm
- 縦幅:200cm+15cm×2+20cm=250cm
ボックスシーツのサイズは、マットレスのサイズに5cm~10cm足したサイズが目安です。伸縮性の有無によっても異なるため、ハマらなくなることも踏まえ5cmは余裕を持たせるのがポイントです。
2.ボックスシーツに変える
ボックスシーツは、マットレスを包み込む形状なため、他のシーツに比べてズレにくい設計です。 例えばフラットシーツは、前述の通り4辺をベッドフレームとの間に挟みこむためめくれ上がることがあります。一方、ボックスシーツはマットレス自体を覆うため、フラットシーツのような心配はありません。 また、ボックスシーツはさまざまな素材があり、取り外しが簡単なものも多いため好みのものを見つけやすいです。3.ズレ防止用のクリップを使う
今あるシーツを活かす場合は、マットレスとシーツを直接固定できるクリップがおすすめです。 四隅にズレ防止用のクリップを取り付けるだけで、シーツをはじめとするマットレスの上に敷くものを固定できます。またマットレスを持ち上げずに固定できるため、力に自信のない人でも安心です。 ただしマットレスによってクリップで挟める箇所がない場合もあるため、購入したいクリップが対応しているか事前に確認しておきましょう。ズレを防止して快適な睡眠を手に入れよう
