
枕の洗濯が必要な理由と、洗濯する頻度

枕は気づかないうちに汚れている
人は寝ている間に、頭皮や顔から皮脂や汗が分泌されています。睡眠中、頭や顔が常に触れる枕は、皮脂や汗、目に見えにくい汚れなどを吸収しています。汚れた状態が続くとダニや雑菌、カビが発生する恐れがあるため、枕は定期的に洗濯することが大切です。枕の洗濯は半年に1回が目安
枕を清潔な状態で使用するため、枕カバーは週に1~2回程度の頻度で洗濯するのが理想ですが、枕本体は半年に1回、つまり年に2回程度の洗濯で十分とされます。 枕を洗濯するタイミングは、汚れやニオイが気になったとき、寝汗が多い時期などです。日差しが弱い時期に洗濯すると乾くまでに時間がかかるため、春や夏の終わりごろを洗濯時期の目安にしてはいかがでしょうか。枕を洗濯できるか見極めるポイント

枕についている洗濯表示を確認する

- バツ印:家庭では洗濯できないため、クリーニング店に依頼する
- 30や40などの数字:数字の水温以下であれば、洗濯機を使って洗える
- 1本または2本の下線:洗濯の強度を表し、1本は弱い力、2本はさらに弱い力で洗う
- ※下線がない場合は通常モードでOK
- 手が入っている洗濯桶:手洗いのみできる
自宅で洗濯する場合もコインランドリーを利用する場合も、まずは洗濯表示タグを確認して洗濯可否や洗濯方法を把握しましょう。
枕に使われている素材を確認する
枕の洗濯可否は洗濯表示タグを見るのが確実ですが、洗えるかどうかは素材によって異なります。一般的に洗える・洗えないとされる素材は以下の通りです。洗える素材 | ・ポリエステルわた ・パイプ ・ビーズ |
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洗えない素材 | ・そばがら ・低反発ウレタン ・羽毛 |
枕の洗い方【洗濯機】

①枕カバーを取り外して状態を確認する
まず枕カバーを取り外して枕本体の状態を確認しましょう。髪の毛やホコリなどの汚れが付着していたら取り除きます。また、洗濯時に枕の中身が飛び出てしまわないよう、ほつれがあれば縫い合わせ、ファスナーが開いていたらしっかりと閉めます。②汚れがひどい場合は予洗いする
枕本体に目立つ汚れが付着していた場合は、洗濯機で洗う前に予洗いをして落ちやすくしておきます。汚れている部分に中性洗剤をつけたら、手で軽く叩くかブラシを使って染み込ませ、汚れを浮き上がらせます。その後、流水で軽く流したら予洗いの完了です。③枕を洗濯ネットに入れる
洗濯の準備ができたら、枕を洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入れなくても洗濯はできますが、枕の型崩れや傷みにつながるため、必ず使用しましょう。洗濯ネットは小さすぎず大きすぎず、枕に合うサイズを選びます。④洗濯機に入れて洗う
枕を洗濯機で洗う場合は、「手洗いコース」または「ドライコース」を選択します。中性洗剤が枕に染み込むと洗剤残りにつながるため、洗濯槽に溜まった水に溶かすと良いでしょう。⑤洗濯が終わったら全体を均一にする
洗濯後は、枕の素材が偏っている場合があります。そのままの状態で干すと変形したり、厚みがあると乾燥まで時間がかかったりするため、手で叩いて全体を均一に整えましょう。 なお、洗濯後の干し方については後述します。枕の洗い方【手洗い】

①枕カバーを外して汚れを取り除く
洗濯機を使う場合と同じく、まずは枕カバーを取り外して髪の毛やホコリを取り除きます。目立つ汚れがあれば中性洗剤をつけ、落としやすくしておきましょう。②ぬるま湯、または水に中性洗剤を溶かす
ぬるま湯、または水を洗面器やボウルにため、中性洗剤を溶かします。水や洗剤が行き渡るよう、使用する器は枕のサイズに合ったものを選びましょう。大きい場合は洗面器やボウルではなく、浴槽で洗うのがおすすめです。③枕を優しく洗う
枕を溶液に沈め、端から揉み洗いして枕についた汚れを落とします。このとき、強い力で洗うと枕を傷めてしまう恐れがあるため、優しく行うことを意識しましょう。④すすぐ
洗い終わったら流水で洗剤を洗い流します。5回ほど水を入れ替え、しっかりとすすぎましょう。揉み洗いした際に泡が出なくなったら完了です。⑤脱水する
すすぎが終わったら、脱水も手作業で行います。両手で押し出すように水切りを行い、バスタオルで残った水分を拭き取りましょう。終わったら、洗濯機のときと同様に枕を均一に整えます。枕の干し方【天日干し】

天日干しが向いている枕の素材
天日干しが向いている素材と向かない素材が存在します。天日干ししても問題ないか、品質表示タグや取扱説明書で一度確認することをおすすめします。 天日干しが向いている枕の素材は、以下の通りです。- ポリエステル製の綿
- パイプ
- そばがら
- マルコビーンズ
- 小豆
枕の天日干しの手順
天日干しの手順は以下の通りです。- 枕の形を均一に整える
- 枕干しハンガーなどを使い、日の当たる場所に干す
- 干す時間の半分ほど経過したら、もう片面に日を当てる
- 乾燥したのを確認した後、枕を取り込む
- 掃除機を表面にかけた後、再び形を均一に整える
枕の天日干しに適した日
枕を干すのは、湿度の低い晴れの日が適しています。湿度が高いと湿ってしまうので注意が必要です。干す前に湿度をチェックすることをおすすめします。枕を天日干しする時間
枕の天日干しの時間は、季節によって変動します。- 夏:2時間
- 冬:3~4時間
枕の干し方【陰干し】

陰干しが向いている枕の素材
陰干しが向いている枕の素材として、主に以下のものが挙げられます。- 低反発ウレタン
- 羽毛
- ビーズ
枕の陰干しの手順
枕の陰干しを行う手順は以下の通りです。-
- 枕の形を均一に整える
- 日陰や室内など、風通しの良い場所で干す
- 乾燥したのを確認したら、枕を取り込む
- 枕の表面を掃除機にかけ、ホコリなどを取り除く
- 最後に枕の形を均一に整える
枕を陰干しする時間
陰干しする時間は、3~6時間が目安です。干してから数時間経過したら枕に触れて、完全に乾燥しているのを確認したら取り込みます。陰干しでは乾かないからといって、無理に天日干しするのは避けましょう。洗濯できない枕のお手入れ方法

定期的に干して清潔に保つ
洗濯できない枕であっても、カビや雑菌の発生リスクを軽減するため、定期的に干して湿気を除去することが大切です。まずは枕についている品質表示タグを確認し、天日干しと陰干し、どちらが適しているか確認しましょう。 天日干しの場合は、毎日干すと紫外線によって素材が傷んでしまうため、週に1回を目安に行います。陰干しは可能な限り毎日行いましょう。誤って洗ってしまったときは早急に対応を
洗濯できない枕を洗濯した場合、適切な方法で対処する必要があります。枕の型崩れを防ぐため、枕カバーを優しく丁寧に取り付けましょう。次に、優しい力で枕を押して、中に入った水分を出します。ある程度の水分を出せたら、風当たりの良い日陰で干して乾燥させます。洗える枕おすすめ3選
ここで、エムールが洗える枕を3点ご紹介します。 気温が高くなってくると寝汗が気になるという方も少なくはないのではないでしょうか。 こちらで紹介するものは洗えるものですので、清潔さを保つことができます。 寝具を清潔に保ち、快適な睡眠を手に入れましょう!洗濯機で洗えるつぶ綿枕

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<丸ごと洗える> 普段使用している寝具は思っているより汚れているもの。 こちらの枕はクリーニングに出す必要はなく、自宅で洗濯機で簡単に洗うことができます。 中材の中わたはへたりにくく乾きが早いため、お手軽に洗うことが可能です。 <自在にフィット> 極小のつぶ綿で自在に流動して身体にふんわりフィットします。 また、非アレルギー素材(ポリエステルわた)だからお子様やアレルギー、臭いに敏感な方も安心してお使いいただけます。 羽毛のような心地よさを味わいましょう。
サイズ | 約43×63cm | |
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組成 | 表地 | 綿100%200本ブロード(生成り) |
中わた | ポリエステル100%(ダクロン(R)ダウンライクファイバーフィル)約550g | |
機能 | 洗濯機での丸洗いができます。お洗濯後、十分に干してからお使い下さい。 ※洗濯機の容量をお確かめください。容量によっては、業者洗濯や大型ランドリーでのお洗濯をオススメします。 | |
価格 | ¥3,990(税込) |
フローティングピロー

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<カバー&中材は洗濯OK!> 毎晩出る皮脂や臭い・汚れが気になる枕。 中材は50℃以下の温水か水のシャワーで手軽にさっと丸洗いOK! (洗濯機・乾燥機は使用しないでください) カバーも洗濯機で洗えるので、毎日清潔にお使いいただけます。 <夏も蒸れずにぐっすり快眠> 格子構造により、こもりやすい頭部の熱を発散させ、快適な眠りへ。 カバーの裏面とサイドの素材にもメッシュ生地を採用することで、熱の発散をサポート。 蒸れを気にすることなく、朝までぐっすり眠れます。
サイズ | 約幅55×奥行35×高さ9~11cm | |
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組成 | カバー(表面) | ポリエステル67%、レーヨン33%(ジャガード生地) |
カバー(側・裏面) | ポリエステル100%(メッシュ生地) | |
中材 | TPE(熱可塑性エラストマー) | |
機能 | カバー:洗濯機洗い可能 (洗濯ネットをご使用下さい) 中材:丸洗い可能。50℃以下の温水か水で洗ってください。 (洗濯機・乾燥機のご使用はお控えください) カバー:ファスナー開閉式 | |
価格 | ¥7,500(税込) |
風が通るハニカムメッシュ枕

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<おうちで簡単お手入れ> そのまま洗濯ネットに入れて、洗濯機で丸洗いが出来るため、ダニやカビの対策もばっちり。天日干しもOK。 日常的に使う枕なので、洗いやすくて清潔を保てるのは嬉しいポイントです。 <頭部を涼しく、入眠をサポート> 枕の表側には、旭化成のナイロンを使用した日本製のハニカムメッシュを採用。 蜂の巣状になった立体生地が、高い通気性を確保し、汗や湿気を素早く発散してくれます。 結露もしにくくなるので、カビの発生も防ぎ、夏にサラサラで快適なのはもちろん、一年を通してお使いいただけます。
サイズ | レギュラーサイズ | 約63×43cm |
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ワイドサイズ | 約70×43cm | |
組成 | 表生地 | ポリエステル60%、ナイロン40%(ハニカムメッシュ構造) |
裏生地 | 綿100%(かつらぎ綿布) | |
中袋 | 綿100% | |
中材 | アクアビーズ:ポリエチレン100% コルマビーズ:ポリエチレン100% ※枕1個につき1パック(1L)の増量用中材付き | |
仕様 | 枕のサイズと中材のビーズが選べるセミオーダー式 | |
お手入れ方法 | ご家庭の洗濯機で丸洗い可能 ※洗濯ネットをご使用ください。 | |
価格 | ¥7,990(税込) |
いかがでしたでしょうか。 エムールでは洗える枕だけでなく他にも多数のものをご用意しております。 是非ご自分に合うものを探してみてくださいね。
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枕は適切な方法で洗濯することが大事
