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フィッツコーポレーションなどが検証、香りが睡眠に与える影響とは?
2023年2月27日
エムール睡眠・生活研究所
離床潜時が香りありの場合で3.4±0.4分と減少
株式会社フィッツコーポレーションが、脳と睡眠を科学する株式会社ブレインスリープとともに、ふだんの睡眠において不満を抱えている20代から60代の男女12人を対象に、香りが睡眠に与える影響について検証を実施、その結果を2月21日に発表した。
被験者には、好みの香りが充満した環境下および、無香料の環境下で就寝してもらい、睡眠状態を測定。試験方法はクロスオーバー試験で、睡眠状態の評価は、客観指標として活動量測定、主観的指標としてVAS法を用いて行った。
好みの香りを就寝中に嗅ぐことで、目覚めの良さを示す指標「離床潜時」は、「香りなし」の場合が6.8±1.1分、「香りあり」の場合が3.4±0.4分で、香りがない場合と比べて減少したことが分かった。また、就床時間のうち実際に眠っていた時間の割合を示す「睡眠効率」についても向上する傾向が確認されている。
睡眠潜時や睡眠効率の睡眠指標が有意なレベルで改善
同憲章では被験者12人のうち、“朝の目覚めに不満を感じている被験者(9人)”に絞った場合のクロス解析を実施した。
その結果、「離床潜時」のほか、寝つきの良さを示す「睡眠潜時」や、「睡眠効率」の睡眠指標が統計上有意なレベルで改善することが分かっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社フィッツコーポレーション プレスリリース
https://www.fits-japan.com/
株式会社フィッツコーポレーションのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000015815.html