マットレスの上に敷くものは5つ!用途別に正しく使おう【敷布団NG】
2023年2月23日
エムール睡眠・生活研究所
目次
マットレスの上に直接寝てしまっている人はいませんか?実はマットレスに直接寝たり、上に敷布団を敷いたりするのはNGとされています。
その理由は、マットレスに汚れがつきやすい上に、カビやダニが生えやすく劣化もしやすいからです。とはいえ、マットレスの上に何を敷いたら良いか悩む人も多いかもしれません。
そこで今回は、マットレスの上に敷くものや用途別の正しい使い方などを解説します!
マットレスの上に敷くもの
マットレスの上に敷くものは、主にシーツ・敷きパッド・プロテクター・ベッドパッド・マットレストッパーの5つがあります。この中からマットレスの種類によって、用途別に敷くものを選ぶのがおすすめです。
例えばマットレスがウレタン製の場合、素材の特性上、通気性があまり良くないため、吸湿性の高い敷きパッドなどが適しています。種類別の使用用途表の参考は以下の通りです。
マットレス種類別の使用用途表
アイテム | マットレスの種類 | 使用用途 |
---|---|---|
シーツ | マットレス全般 | ・カビやダニの防止 ・中材の劣化や側生地の摩擦の防止 ・汚れから守り防清潔性を保持 ・肌触りの改善 |
敷きパッド | ウレタンマットレス ラテックスマットレス |
・温度調節 ・夏はひんやり素材 ・冬はあったか素材 |
マットレスプロテクター | マットレス全般 | ・皮脂や汗からの汚れ防止 |
ベッドパッド | ウレタンマットレス (低反発・折りたたみタイプ) |
・寝心地の改善 |
マットレストッパー | ウレタンマットレス (高反発・高弾性) |
・サポート寝具として活用 ・硬さの改善 |
上記の中で、どのマットレスでも必ず敷くものはシーツです。敷きパッドやプロテクターは必ずしも必要ではありませんが、温度調整や汚れ防止になるため、あったら便利でしょう。
ベッドパッドやマットレストッパーは、今のマットレスの寝心地に問題がなければ不要です。
ここからは5つのアイテムについてより詳しく解説していきます。
シーツ
シーツは洗濯が可能で清潔感を保てるため、基本的にどのマットレスでも敷くのがおすすめです。一番上に敷くため、肌ざわりが良いものを選ぶことで寝るときの快適さもアップするでしょう。
ただしシーツ1枚では薄いため、寝汗や汚れを完全にカバーすることはできません。
マットレスへの汚れが気になる場合は、マットレスプロテクターなどと併用して使うのがおすすめです。
敷きパッド
敷きパッドはシーツよりも厚みがあるため、1枚でマットレスへの汚れを防げる効果があります。汗も吸収してくれるほか、湿度を調整してくれる機能もあるため蒸れが気になるときにもおすすめです。
敷きパッドには夏用のひんやり素材と冬用のあったか素材があるため、季節に応じて選ぶと良いでしょう。洗濯機で洗うのも可能で、清潔感を保てるのもポイントです。
マットレスプロテクター
マットレスプロテクターとは、マットレスのすぐ上に敷き、汗や汚れからマットレスを守るために使うものです。
防水性や吸水性、耐久性、カビやダニを防ぐものなど製品によってさまざまな性能があります。
おねしょ対策には防水性があるもの、汗を良くかく人は吸水性があるものがおすすめです。
また、汚れたら洗濯できるため、速乾性や耐久性があるものを選ぶと良いでしょう。
マットレスプロテクターは汚れ防止に役立ちますが、寝心地を良くするものではないため、敷きパッドなどと併用するのがおすすめです。
ベッドパッド
ベッドパッドはへたってしまったマットレスや、やわらかすぎるマットレスの寝心地を改善する役割があります。また、折りたたみタイプのマットレスの折り目が気になるときにも効果的です。
敷きパッドと混同されがちですが、べッドパッドの方が厚みがあり体圧分散性が優れているため、寝心地を改善できます。
ただし、厚みがある分洗濯しづらいため、敷きパッドのように1枚で使うのではなく、上にシーツなどを敷いて使うのがおすすめです。
マットレストッパー
マットレストッパーとはマットレスの寝心地を改善させるためのアイテムです。
厚みが4〜9cmほどで、低反発や高反発などの種類があるため、マットレスが硬すぎたりやわらかすぎたりする場合に、好みの寝心地に調整できます。
あくまでも寝心地を改善するものであり、保護目的ではないため、シーツなどと併用して使うのがおすすめです。
※マットレストッパーについて詳しく知りたい人は、こちらをチェック!
マットレスの上に敷く順番
5つのアイテムを紹介してきましたが、これらをマットレスの上に敷く際には正しい順番があります。
まず、マットレスのすぐ上に敷くのは汚れやカビを防ぐマットレスプロテクター、次にマットレストッパーあるいはベッドパッド。その上にシーツを重ね、一番上に敷くのが敷きパッドです。
上から並べると以下のようになります。
- 敷きパット
- シーツ
- マットレストッパー/ベッドパット
- マットレスプロテクター
- マットレス
ただし、冒頭でもお伝えしたようにすべて敷く必要はありません。
基本的にシーツか敷きパッドのどちらかは必ず敷くとして、その他はマットレスの種類や好みの寝心地、用途に応じて必要なアイテムを選ぶのがおすすめです。
マットレスの上に何も敷かないのはNG
「そもそも、マットレスの上に何も敷かずに寝るのはダメなの?」といった疑問が浮かぶかもしれません。マットレスの上に何も敷かないのはNGです。その理由を確認していきましょう。
マットレスが汚れる
マットレスの上に直接寝てしまうと、寝汗やよだれ、皮脂やフケなどが付着し、マットレスが汚れる可能性が高くなります。
また、汚れがついたまま放置しておくとカビやダニが発生しやすくなり、衛生面や健康面でも良いとはいえません。
清潔な環境を保てなくなると、睡眠の質にも影響するため、最低でもシーツや敷きパッドなどを敷くようにしましょう。
劣化しやすくなる
マットレスに寝汗が染み込むことで内部に湿気がこもり、カビが生えやすくなります。
カビの発生は衛生面や健康面に影響するだけでなく、マットレスが劣化する原因にもつながるため、注意が必要です。マットレスを長持ちさせるためにも、上に何か敷いて寝るようにしましょう。
マットレスの上に敷布団やマットレスの重ね使いもNG
マットレスの上に敷布団やマットレスを重ねて使うのも良くないといわれています。その理由をチェックしていきましょう。
寝心地が悪くなる
マットレスの上に敷布団やマットレスを重ねて寝ると、寝心地が悪くなるといわれています。なぜなら、マットレスは単体で使用する際の寝心地を考慮して設計されているからです。
重ねて使うと反発性や弾力性などの本来の機能が失われてしまう可能性があるため、マットレスの上に重ねるのは避けましょう。
カビが生えやすくなる
マットレスの上に敷布団やマットレスを重ねて寝ると、マットレスとの間に湿気が溜まりやすくなり、カビが生えやすくなります。
ただでさえマットレスは床との間にカビが生えやすいため、お手入れの手間を増やさないためにも、重ね使いは避けた方が良いでしょう。
疲れが取れにくくなる
マットレスの上に敷布団やマットレスを重ねると身体が沈み込み、寝姿勢が崩れて疲れが取れにくくなります。
特に敷布団の場合は床の上に敷くことを前提に作られているため、マットレスの上に重ねると、深く沈み込みすぎてしまうのです。
マットレスの場合も重ねて使うようには作られていないため、本来の性能が損なわれてしまいます。
敷布団を上に敷くなら、アンダーマットレスを選ぶ
敷布団を上に敷きたい人におすすめなのが、アンダーマットレスです。アンダーマットレスは、敷布団の下に敷いて床から感じる硬さを和らげ、寝心地を改善させる役割があります。
床が硬くて寝心地が悪い場合には、高反発で硬めのアンダーマットレスを敷くことで寝心地がアップするでしょう。
また、布団と一緒にたたむならウレタン製で軽量タイプが適しています。厚みは敷布団と合わせて10cm程度を目安にすると良いでしょう。
マットレスの上の布団に関しては、こちらもチェックしてみてください。
エムールおすすめのマットレスの上に敷くもの3選
エムールがおすすめするマットレスの上に敷くものを3点ご紹介します。
何を買えばよいかわからないという方はこれらを買えば間違いなし!
お好みのものを選んで快適な寝心地を手に入れてくださいね。
日本製ベッドパッド
<抗菌防臭のベッドパッド>
中わたには抗菌・防臭・防ダニ性に優れた素材をたっぷり使用。
ベッドパッドは直接肌に触れることが多いため、清潔さを保てるようにこだわりました。
<安心の日本製>
日本の熟練の職人が丁寧に作り上げている本製品。
寝ている間に中わたが偏ってしまうという心配を防ぐべく、波型のキルティングを採用しました。
サイズ | セミシングル | 約幅80×奥行195㎝ |
---|---|---|
シングル | 約幅97×奥行195㎝ | |
セミダブル | 約幅120×奥行195㎝ | |
ダブル | 約幅140×奥行195㎝ | |
クイーン | 約幅160×奥行195㎝ | |
組成 | 側生地 | ポリエステル100% |
中わた | ポリエステル100% (帝人マイティ―トップⅡ®ECO 50%使用) 約300g/m² |
お手入れ方法 | 洗濯機洗い可能 ※洗濯ネットをご使用ください。 |
価格 | ¥5,990~¥9,990(税込) |
ウルトラストレッチフィットシーツ
<様々なマットレスにサっとフィット>
ストレッチ性に富んだシーツのため、サッと取り付け可能。
様々なサイズ展開をご用意しているため、お手持ちのものに合うサイズが必ず見つかります。
<快適な寝心地>
肌に触れる面には綿の素材が来るように編まれているため、肌触りは滑らか。
抗菌・防臭加工も施されているため、汗をかきやすい方も安心してご使用いただけます。
サイズ | セミシングル/シングル兼用 | 約幅80-100×奥行195-210㎝ |
---|---|---|
セミダブル/ダブル兼用 | 約幅120-140×奥行195-210㎝ | |
ワイドダブル/クイーン兼用 | 約幅150-160×奥行195-210㎝ | |
組成 | 綿80% ナイロン15% ポリウレタン5%(ニット生地) |
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仕様 | 抗菌・防臭加工 着脱簡単 ワンタッチタイプ (分厚いマットレス/三つ折りマットレスなどにも対応可能) |
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お手入れ方法 | 洗濯機洗い可能 ※洗濯ネットをご使用ください。 |
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価格 | ¥5,000~¥7,000(税込) |
EMOOR STAR2 オーバーレイマットレス
<寝返りがしやすい弾力性>
一晩に、およそ20~30回ほど打つとされる「寝返り」。
マットレスの寝心地がイマイチ…と感じる方にも手軽に寝心地が改善できます。
<一晩中サラサラ続く通気性>
ウレタンフォームの欠点である蒸れやすさを改善。
吸放湿性に優れた高触感フォームが余分な湿気を吸い込み、湿度を一定に保ちます。
サイズ | シングル | 約幅97×奥行195×厚み4㎝ |
---|---|---|
セミダブル | 約幅120×奥行195×厚み4㎝ | |
ダブル | 約幅140×奥行195×厚み4㎝ | |
クイーン | 約幅160×奥行195×厚み4㎝ | |
組成 | 側生地 | ナイロン84%、ポリウレタン16% |
中材 | Comfo Climate Foam(R) (吸放湿特殊ウレタンフォーム) | |
重量 | シングル | 5.7㎏ |
セミダブル | 7.1㎏ | |
ダブル | 8.3㎏ | |
クイーン | 9.5㎏ | |
お手入れ方法 | 側生地は洗濯機洗い可能 ※洗濯ネットをご使用ください。 ※ウレタンフォームは洗えません。 |
|
価格 | ¥36,300~¥60,500(税込) |
マットレスの上に敷くものを正しく選んで、睡眠の質を向上させよう
マットレスの上に敷くものには主に5つあり、それぞれ厚みや性能も異なるため、用途に応じて選ぶのがおすすめです。
マットレスに何も敷かずに寝るのは、汚れがつきやすくカビの発生やマットレスの劣化につながるため、避けるようにしましょう。
また、敷布団にこだわりたい人はアンダーマットレスを敷くのも選択肢のひとつです。
ぜひ、自分に合ったアイテムを用途別に正しく選んで、睡眠の質を向上させていきましょう。