マットレス収納ってどうやるの?折りたためるかどうかで方法が変わる!
2023年4月5日
エムール睡眠・生活研究所
目次
マットレスの収納方法は、マットレスの数や厚み、種類によって異なります。押し入れやクローゼットに収納したくとも、来客用や折りたためないマットレスはかさばってしまうため、収納スペースの確保が大変ですよね。
この記事では、マットレスをコンパクトにすっきりと収納する方法を解説します。おすすめの収納アイテムも紹介していますので、マットレスの収納に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
折りたためないマットレスの収納方法3つ
折りたためないマットレスの収納方法は以下の3つです。収納スペースに合った方法を試してみましょう。
- 圧縮袋を使用する
- 収納バンドを使用する
- 壁に立てかける
1.圧縮袋を使用する
圧縮袋を使えば約半分の厚さにまで圧縮できるため、折りたためないマットレスの中でも厚みのあるものの収納によく使用されます。
圧縮袋は大きく分けて「バルブ式」「ファスナー式」「専用ポンプ式」「手押し式」の4つの圧縮方法があります。4つの圧縮方法別のメリット・デメリットは以下の通りです。
圧縮方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
バルブ式 | バルブに掃除機を はめ込んで吸うだけで 簡単に圧縮できる |
・空気が逆流しないため作業中のストレスが少ない ・圧縮の持続性が高い |
・バルブ式に対応していない 掃除機もある ・価格が高め ・圧縮が強力なため 長期保存の場合はマットレスが傷む可能性がある |
ファスナー式 | 隙間に掃除機をはめ込んで吸うだけで簡単に圧縮できる | ・手軽に手に入る ・圧縮の持続性がやや高い |
・掃除機を外すときに空気が入りやすい ・強く圧縮した状態で 長期保存すると マットレスが傷む可能性がある |
専用ポンプ式 | 専用ポンプが 付属している |
・掃除機が要らない ・電動ポンプタイプもある |
・手動の専用ポンプの場合圧縮に時間と労力がかかる ・圧縮の持続力がやや低め |
手押し式 | 道具を使用せずに圧縮ができる | ・掃除機を使用しないため時間を選ばない ・マットレスを傷めにくい |
・圧縮するのに時間と労力がかかる ・圧縮の持続性が低め |
短期間の保存の場合は、掃除機で吸うだけで簡単に圧縮できる「バルブ式」が、持続性も高くおすすめです。一方で圧縮力が強いため、長期の保存の場合はマットレスを傷めてしまう恐れがあります。
マットレス本来の弾力性やフィット感などの機能を損ねずに収納したい場合は、専用ポンプ式や手押し式などの使用を考えてみましょう。
またサイズ選びも重要です。マットレス本体と、収納方法に合ったサイズの圧縮袋を選びましょう。マットレスだけを収納するのと、他の寝具とまとめて収納するのでは、必要なサイズが変わります。
事前にマットレス本体のサイズを計ることはもちろん「マットレスと一緒にタオルケットも収納する」「来客用と分けて収納する」など、収納方法を明確にしておくと失敗しにくくなるでしょう。
その他、抗菌や防ダニ、防カビなどの加工が施されたタイプもあります。保存期間と場所に合う機能を選んでください。
2.収納バンドを使用する
マットレスを「圧縮袋より手軽な方法で収納したい」という人には収納バンドがおすすめです。マットレスを丸めて収納バンドで固定することで、コンパクトに収納できます。
収納バンドがあると、押し入れやクローゼットに収納する際にも便利です。収納バンドを取っ手代わりに持つと安定するため、高い位置や狭いところでの出し入れに役立ちます。
3.立てかける
一時的に収納したい場合や、マットレスの収納スペースが確保できない場合には、壁際に立てかけて収納するのもひとつの手です。壁際に立てかけることで、場所を確保できるため部屋を広く使えます。
しかし厚みのあるマットレスや重いマットレスは、倒れてきたときに下敷きになる恐れがあります。立てかけるときは壁と家具の間や、家具同士の間に挟み、倒れないようにしましょう。
また立てかける場所の通気性をよくすれば除湿も同時にできるため、日常のお手入れにもなり一石二鳥ですよ。
折りたたみマットレスの収納方法4つ
スタンダードな三つ折りの他、四つ折りや六つ折りなどがある折りたたみマットレスは、折りたたんだときの厚みがネックです。しかし、工夫次第でコンパクトに収納できます。折りたたみマットレスの収納方法は以下の4つです。
- 折りたたんで圧縮袋を使用する
- 折りたたんで収納バンドを使用する
- 収納ケース(収納袋)を使用する
- ソファとして使用する
1.折りたたんで圧縮袋を使用する
スペースが限られている場合や、よりコンパクトにしたい場合には、折りたためないマットレス同様に圧縮袋が有効です。
圧縮することで厚みも抑えられ、他の寝具と一緒に積み重ねて収納しても場所を取りません。しかしあまりに強く圧縮しすぎると、マットレスが傷んで本来の機能を損なう恐れがあります。
例えばウレタンマットレスの場合、一度圧縮して長期保存すると元の弾力性が復元できなくなり、本来の寝心地が失われます。マットレスの傷みが不安な場合は、専用ポンプ式や手押し式の圧縮袋を使用しましょう。
2.折りたたんで収納バンドを使用する
折りたたんだ後の厚みが気になるときは、バンドを使用するとコンパクトにできます。ポイントは折りたたんだ状態で固定することです。
コンパクトにできるだけでなく、収納スペースからの出し入れもしやすくなります。マットレスの収納場所が押し入れの上段のように高い位置にあっても、バンドによって固定されているため、マットレスが広がる心配がいりません。
3.収納ケース(収納袋)を使用する
長期間の保管には、通気性がよく衛生的な収納ケースがおすすめです。収納ケースのデザインはメーカーによって異なりますが、大抵のものには取っ手が付いているため誰でも簡単に持ち運べます。
また中身が見える窓がついているものを選べば、わざわざ開けなくても見分けられます。圧縮袋や収納バンドに比べて価格は上がりますが、清潔に保ちたい人や長期保存する人におすすめです。
好みのデザインを選べば、人から見える位置に置いても違和感は少ないため、収納スペースを確保できない人にも向いています。
4.ソファとして使用する
「そもそも出し入れが面倒」といった人は、マットレスを折りたたんだ状態でソファとして使用してみるのはいかがでしょうか。
もともと折りたたみマットレスにはソファとして使える2wayタイプもあります。折りたたんだマットレスに好みのシーツやブランケットをかければ、簡易ソファの完成です。
マットレス収納におすすめのアイテム2種
マットレスの収納におすすめのアイテムには「マットレスカート」「収納ラック」の2つがあります。収納スペースに合ったものを使用してみてくださいね。
1.マットレスカート
マットレスカートはマットレスを運搬、保管する専用のカートです。キャスター付きで、大きくて重たいマットレスでも簡単に運べます。
サイズの大きいマットレスや厚いマットレスなどの折りたためないマットレスでも、マットレスカートならそのまま乗せられます。
また運搬だけでなく、積んだまま保管も可能です。床に直置きせずに済むため、通気性がよく衛生的です。マットレスカート自体も折りたためるものを選べば、収納にも困りません。
2.収納ラック
収納ラックはマットレスだけでなく、布団や枕などの他の寝具も一緒に積載できる収納アイテムです。キャスター付きのため、寝具を乗せたまま簡単に運べます。
棚の段数や高さなどのサイズ展開が豊富のため、収納するマットレスや布団のサイズに合わせて選べます。
すのこ状の棚板で通気性に優れているため、ダニやカビの発生がしにくく、衛生的に寝具を収納できます。
エムールでは以下のような商品を扱っています。是非チェックしてみてください。
マットレスの収納スペースがないときは?
「どうしてもマットレスの収納スペースを確保できない」という場合は、次の2つの方法を検討してみましょう。
1.収納したいマットレスを今使用しているマットレスに重ねる
どうしても収納スペースの確保ができない場合は、収納したいマットレスを今使用しているマットレスに重ねて使用する手もあります。ただし、この方法には以下2つの注意点があります。
- 高さや寝心地が変わる
- 湿気によってカビが発生する恐れがある
ベッドにマットレスを敷いた高さには、使用者の体格によって適正な高さがあります。またマットレスは2つ重ねての使用が想定されていないため、寝心地が悪くなる可能性も高いです。
さらに重ねたマットレスの間に湿気が溜まって、カビてしまう恐れがあります。たとえ通気性に優れたマットレスを使用しても、下になったマットレスは通気性が悪い状態が続くため、こまめなお手入れが必要です。
それでもマットレスを重ねて使用したいという場合は、硬いもしくは重いマットレスを下に重ねて使用してください。マットレスが安定して、正しい寝姿勢を保てます。
2.ゴミとして捨てる、または不用品として売却する
使用する予定がない場合や、へたりなどの劣化がある場合は、収納して保管するのではなく処分または売却もひとつの手段です。
年数が経ったマットレスは、たとえ使用していなくても劣化が進んでいる恐れがあります。
また一度へたったマットレスが元に戻ることはありません。寿命が尽きている可能性もあります。
ゴミとして捨てる場合は、住んでいる自治体のルールに則って捨ててください。また不用品として売却する場合は、フリマアプリやリサイクルショップなどを利用しましょう。
ただし寝具はニオイや汚れなど、衛生面の問題で売却できるのは未使用品のみであることがほとんどです。詳しく知りたい人は、下記の記事も確認してください。
収納が簡単なおすすめのマットレスを紹介
収納スペースが狭い、もしくは少ない場合は、収納が簡単なマットレスを選ぶと良いでしょう。収納が簡単なマットレスは主に以下2つです。
- 折りたたみマットレス
- 薄めの折りたたまないマットレス
エムールが自信を持っておすすめする商品を2つ紹介します。
【EMOOR LUXE】 ポケットコイルマットレス 3つ折りタイプ
<ポケットコイルでありながらコンパクト>
人気のポケットコイルマットレスを、日本人の身体に合うように再設計しました。
寝心地はそのままに、薄型で3つ折りが可能という機能性。
そのままでも、圧縮しても収納時に場所を取りません。
<日本人に適したスタイル>
しっかりとした寝心地を好む傾向にある日本人向けに、弾力性の高い太めの高耐久コイルを使用し、肌あたりを優しくするために、竹炭ウレタンと消臭抗菌樹脂わたをキルティング層に採用しました。
日本のベッドサイズにも合いやすく安全で立ち座りがしやすいベッドの高さを実現できます。
サイズ/重量 | セミシングル | 約幅80×奥行195×厚さ10cm/約13kg |
---|---|---|
シングル | 約幅100×奥行195×厚さ10cm/約15.5kg | |
組成 | 表面 | ポリエステル100%(膨れニット生地) |
中材 | 樹脂わた:ポリエステル100% ウレタン:竹炭ポリウレタンフォーム 20D 硬質フェルト ポケットコイル |
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底面 | フェルト ポリエステル100%(滑り止め加工) |
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お手入れ方法 | 同じ個所に負荷がかかるのを防ぐため、3カ月に一度、枕元と足元をローテーションしてください。 | |
価格 | ¥19,990~23,990(税込) |
布団マットレス
<ふわふわなのに、しっかり>
敷き布団の柔らかさと、マットレスの耐久性を両方活かした新しいカタチのマットレスです。
中材のウレタンにたっぷりのわたをキルティングしたサンドイッチ製法により布団のような柔らかさを実現しました。
<折り目がないのでフラットな寝心地>
折り目がないため、枠線が背中やお尻に当たる事なく快適な寝心地です。
収納バンド付きなので、しっかりと固定して収納出来ます。
サイズ/重量 | シングル | 約幅100×奥行202×厚さ9cm/約6kg |
---|---|---|
ダブル | 約幅140×奥行202×厚さ9cm/約7.1kg | |
クイーン | 約幅160×奥行202×厚さ9cm/約9kg | |
キング | 約幅180×奥行202×厚さ9cm/約9.7kg | |
組成 | 側生地 | ポリエステル100%(膨れニット生地) |
中わた | ポリエステル100% | |
中材 | 高反発ウレタンフォーム | |
側生地と中わたの間 | 不織布 | 価格 | ¥13,990~21,990(税込) |
マットレスは工夫次第ですっきりコンパクトに収納できる
マットレスは圧縮袋や収納バンド、収納ケースを使用するとすっきりコンパクトに収納できます。ただしそれぞれ一長一短なため、コンパクト性や手軽さなど、何を重視するかで選ぶようにしてください。
ある程度収納スペースがある場合には、通気性に優れて衛生的なマットレスカートや収納ラックもおすすめです。
マットレスは工夫次第ですっきりコンパクトに収納できます。この記事を参考にして、マットレスを収納してみてくださいね。