すのこベッドのデメリット4つ|メリットとおすすめ商品も紹介
2023年2月22日
エムール睡眠・生活研究所
すのこベッドは通気性の良さが最大の魅力ですが、購入前に知っておきたいデメリットもいくつか存在します。ベッドの購入で失敗しないコツは、事前にメリットとデメリットの両方を把握しておくこと。そこで今回は、すのこベッドのメリット・デメリットに加え、エムールが選ぶおすすめすのこベッドや失敗しない選び方を紹介します。
すのこベッドのデメリット4つ
失敗や後悔を防ぐため、そしてベッドを快適に使用するためには、すのこベッドのメリットだけではなくデメリットも理解しておくことが大切です。主なデメリットとして「寒さ」「硬さ」「きしみ音」「収納スペース」の4つを紹介します。
1. 寒さ|冬は寒さを感じやすい
通気性の良さは、すのこベッドの大きな魅力です。しかし、通気性が良いからこそ冬場は冷気が伝わりやすく、人によっては寒いと感じることも。
特に、床が冷えていると冷気がベッドに伝わりやすくなります。床にカーペットやラグを敷いたり、厚みのある布団やマットレスを使ったり、寒さ対策をすると暖かく快適に眠れるでしょう。
2.硬さ| 硬さを感じることがある
すのこベッドは木製なので、底面にクッション性はありません。使用する際は上に布団かマットレスを敷きますが、薄手のものだと寝転んだ時に硬さを感じ、寝心地の悪さを覚えることがあります。
硬い寝心地が苦手、または体の痛みが心配な場合は「すのこベッド+マットレス」の組み合わせをおすすめします。
3. きしみ音|きしむ音が気になりやすい
すのこベッドは木材を組み合わせて作られているため、使用中にきしみ音が発生することがあります。寝返りを打つ度にギシギシとした音が聞こえてくると、人によっては寝づらいと感じることも。
しかし、すのこベッドのきしみ音は対策が可能です。ベッドの購入後に気になった場合は、衝撃を和らげるマットレスを使うと、きしみ音が吸収されて気になりづらくなります。
4. 収納スペース|ベッド下が収納スペースに向かない
すのこベッドは、底面のすのこ部分に空気が流れることで通気性が保たれます。そのため、ベッド下に物を置いてしまうと、空気の通り道が塞がれてしまい、せっかくの通気性の良さが損なわれてしまいます。
すのこベッドの機能性を最大限活かすには、ベッド下に物を置かないようにすることが大切です。置くとしても、通気性が損なわれない程度に量を調整しましょう。
すのこベッドのメリット5つ
ここまで4つのデメリットを見てきましたが、すのこベッドにはそれを上回るたくさんのメリットがあります。
主なものは、「カビの抑制」「夏の過ごしやすさ」「使い勝手の良さ」「香り」「折りたたみ」の5つです。それぞれ詳しく紹介します。
1. カビの抑制|カビが生えにくい
すのこベッドは通気性に優れているため、湿気を逃がしやすい特長があります。人は寝ている間に汗をかき、それが湿気となって布団やマットレスに吸収されます。寝具にカビが発生するのは、この湿気が主な原因です。
その点、すのこベッドであれば底面の隙間から湿気が放出されます。湿気が溜まりにくいことで、カビの発生を予防できます。
とはいえ、すのこベッドも他のベッドと同じくお手入れは必要です。布団やマットレスを敷きっぱなしにしない、すのこ部分を定期的に陰干しする、部屋の換気をするなど、基本的な湿気対策は行いましょう。
2. 夏の過ごしやすさ|夏は涼しさを感じやすい
日本の夏は高温多湿です。暑さによって睡眠途中で目が覚めてしまったり、寝苦しさを感じたりする人も少なくありません。
すのこベッドは底面に隙間があるので、通気性と放熱性に優れています。他のベッドだと熱がこもってしまう場合も、すのこベッドなら熱が逃げて涼しく感じやすいでしょう。すのこベッドは、日本の気候に適したベッドと言えます。
3. 使い勝手の良さ|布団・マットレスのどちらにも対応している
一般的なベッドフレームはマットレスの使用を想定して作られています。しかし、すのこベッドはマットレス以外に布団にも対応しています。
例えば夏場は薄手の布団、寒さを感じやすい冬はマットレスを使うなど、その時々に合わせた使い分けが可能です。
4. 香り|木の香りを感じられる
すのこベッドの多くは天然の木材を使用しているため、金属製のベッドにはない香りがあります。横になっている時はもちろん、部屋の中に木の良い香りが漂うことで、リラックスしながら過ごせるはず。自然の力が気持ちの良い睡眠に導いてくれるでしょう。
5.折りたたみ| 折りたたみ式もある
すのこベッドの中には、折りたたみ式もあります。折りたたみ式であれば、使わない時はコンパクトに収納可能です。部屋の隅に移動することで、部屋を広く使えます。
頑丈で安定感のある折りたたみ式なら、布団をそのまま干すことも可能です。天気の心配や、布団の上げ下げをする必要はありません。
また、キャスター付きの折りたたみ式すのこベッドも便利です。折りたたんでコンパクトにした状態で簡単に移動できるので、掃除を楽に行えます。
すのこベッドの失敗しない選び方
ベッドは簡単に買い替える物ではないので、いかに自分に合うか、使いやすいかを考えて選ぶことが大切です。すのこベッドを選ぶ際は、「材質」「耐荷重」「種類」を確認しましょう。
好みの材質を選ぶ
すのこベッドの材質には複数の種類があります。主なものは檜、杉、桐、松(パイン材)の4つです。
<檜>
檜は木目が美しく、高級家具にも使用される木材です。ストレス緩和や消臭、防ダニなどの働きを持つ「フィトンチッド」という香り成分を持ちます。
<杉>
杉は湿気の吸収・放出性に優れています。国内でも多く植林されているので、杉を使ったすのこベッドは比較的リーズナブルな価格で入手できます。
<桐>
桐は他の木材よりも軽量なので、組み立てや移動を楽に行えます。断熱性に優れているため、熱も冷気も伝わりにくく、夏も冬も快適に眠れるでしょう。
<松>
「パイン材」とも呼ばれる松は、やわらかく温もりを感じられる木材です。香りにはリラックス効果があると言われています。杉と同じく、松のすのこベッドも比較的リーズナブルな価格で販売されています。
耐荷重を確認する
すのこベッドのデメリットで紹介したきしみ音は、耐荷重が高いと抑制しやすくなります。耐荷重は寝る人の体重に加え、寝具の重さも含まれる点に注意が必要です。
例えば、耐荷重が100Kgのすのこベッドに80Kgの人と20Kgの寝具が載ると、耐えきれる重さに余裕がなくなり、ベッドに負担がかかります。その結果、ギシギシとしたきしみ音が頻発するだけではなく、場合によってはベッドが壊れてしまうことも考えられます。
そのような事態を避けるために、すのこベッドは耐荷重に余裕があるものを選びましょう。マットレスや厚手の掛け布団を使うと重くなるので、その辺りも考慮しておくと安心です。
ベッドのタイプは使い勝手を考慮する
すのこベッドには、脚付きやロータイプ、折りたたみ式など、複数の種類があります。どのタイプが使いやすいか、ライフスタイルも踏まえた上で考えてみましょう。
種類 | 特徴 |
---|---|
脚付き | ・通常の底面がすのこになったタイプ ・ベッド下に空間があるため、掃除がしやすい |
ロータイプ | ・ベッドの高さが低いタイプ ・高さがない分、部屋を広く感じやすい |
折りたたみ式 | ・使わない時は折りたためるタイプ ・移動が簡単で、コンパクトに収納できる |
エムールおすすめ│すのこベッド5選
日本の文化や歴史を背景とした寝具をお届けするエムールから、おすすめなすのこベッドを5点ご紹介します。
ひとくちにすのこベッドといっても、様々な形態があります。ぜひお気に入りのすのこベッドを見つけてみてください。
高さが変えられる天然木すのこベッド OSMOS
<安心の耐荷重>
安心の耐荷重200㎏を実現。これできしみ音も軽減できます。
ワイドな背板に6本脚で、ベッドフレームにかかる体重を分散することで、2人以上でも、安心してお使いいただけます。
<3段階の高さ調節>
約5cm、18cm、31cmと3段階に高さ調節が可能で、敷き布団もマットレスも両方ご利用いただけるマルチベッドです。
立ち上がりやすいハイタイプから、フロアライフまで対応していますので、若者からシニアまで幅広い年代におススメです。
★人気のOSMOSにダブルサイズとクイーンサイズが登場!
豊富なサイズ展開で更に生活様式に合わせやすくなりました。
サイズ | シングル | 約幅97×奥行200cm 高さ:約5、18、31cmの3段階調整 |
---|---|---|
ダブル | 約幅140×奥行200cm 高さ:約5、18、31cmの3段階調整 |
|
クイーン | 約幅160×奥行200cm 高さ:約5、18、31cmの3段階調整 |
|
耐荷重 | シングル | 約200㎏ |
ダブル | 約300㎏ | |
クイーン | 約300㎏ | |
カラー | アースナチュラル レトロブラウン コーヒーブラウン(シングルのみ) |
|
素材 | 天然木(パイン材) ラッカー塗装 |
|
組立 | 必要 所要時間約15-30分 |
|
価格 | ¥18,990~¥39,990(税込) |
折りたたみすのこベッド MEHOL(メホール)
<簡単折りたたみ>
力がなくても簡単に折りたたみが可能。床面をゆっくり持ち上げていくだけで強力なバネがしっかりサポートします。
たたんでコンパクトに収納すれば、お部屋で広々くつろげます。
<面倒な組み立て不要>
届いたら開けて、取り出して、広げるだけの簡単3ステップ。
組み立てのストレスや不安がなく、 届いたらすぐにお使いいただけます。
サイズ | シングル | 約幅100×奥行200×高さ33cm |
---|---|---|
耐荷重 | 約200kg | |
カラー | ウォルナット アッシュ |
|
素材 | フレーム | スチール(粉体塗装) |
すのこ | 天然木化粧合板 ラッカー塗装 |
|
組立 | 不要 | |
価格 | ¥29,000(税込) |
スタートベッド
<便利なコンセント付き>
ヘッドボードには2口コンセントとスマートフォンが置けるラックを備えました。
さらにスマホラックには充電しながら操作ができるように、ケーブルスリットを3か所配備。
あなただけの寛ぎの時間が始まります。
<お部屋にも馴染みやすい>
明るく優しいオークナチュラルと落ち着くレトロブラウンの2色展開です。
高さ調節も可能なため、ライフスタイルに合わせて変更できます。
一番高くして収納スペースを作ったり、低床タイプにしてお部屋を広く見せたりと使い方は多様です。
サイズ | シングル | 約幅100×奥行200×高さ10~32cm 高さ:約10、19、32cmの3段階調整 |
---|---|---|
耐荷重 | 約200kg | |
カラー | アースナチュラル レトロブラウン |
|
素材 | フレーム | パイン天然木(ラッカー塗装) |
すのこ | 合板 | |
組立 | 必要 所要時間約30分 |
|
価格 | ¥19,990(税込) |
KAN LIFE すのこベッド
<いつでも清潔に>
床面をすのこにすることでカビや臭いの原因となる湿気を溜まりにくくしました。
また、無塗装仕上げにすることで、天然木が本来持っている調湿効果を最大限生かせるのもポイントです。
<空間美と実用性>
高さが19㎝と低めの設計のため、上に敷くものはマットレス、敷き布団どちらでも対応可能。
天井を高く感じられるため空間美が生まれます。
また、布団を畳めば小上がり的空間を作り出せるので、新たなくつろぎの場が生じます。
サイズ | 約幅97×奥行197×高さ19cm |
---|---|
耐荷重 | 約200㎏ |
素材 | 天然パイン無垢材 |
組立 | 約20~45分 ※大人2人以上での組み立てを推奨しております。 ※移動の際は大人2人以上で持ち上げるようにしてください。 ※ベッド移動時は、必ず長辺を持ち上げてください。 |
価格 | ¥19,990 |
折りたためる木製ベッド
<快適なすのこ形状>
高い除湿力のすのこ状の床板は、カビや臭いの原因となる寝汗を発散させます。
布団や薄型マットレスなら敷いたまま折りたたみ、干すことができるため、寝具を清潔に保てます。
<アシスト機能で楽々折りたたみ>
サイドの取っ手部分を引き上げることで、折りたたみをより簡単にしました。
スプリングアシスト機能付きのため、布団を乗せた状態での折りたたみもスムーズです。
サイズ | シングル | 約幅102×奥行195×高さ36cm |
---|---|---|
耐荷重 | 約100kg | |
カラー | ナチュラル グレー |
|
素材 | フレーム | タモ無垢材(ウレタン樹脂塗装) |
すのこ | 桐無垢材(無塗装) | |
組立 | 組立不要(完成品) ※ベッドの折りたたみ部分に指を入れないでください。 ※ベッド開閉時は、必ずベッド中央の持ち手部分に手を添えて操作してください。 ※ベッドの上で一か所に体重をかけるように立たないでください。 |
|
価格 | ¥65,000(税込) |
すのこベッドはメリットが豊富!自分に合うものを見つけよう
すのこベッドは木製なので、「寝ると硬そう」「腰が痛くなって体に悪いのでは?」などとマイナスイメージを抱かれることもありますが、実際にはたくさんのメリットがあります。
すのこベッドのデメリットとして挙げられる寒さ、硬さ、きしみ音は、他の寝具の使い方や購入時の選び方を工夫することで防ぎやすくなります。この機会に、すのこベッドの購入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。